2025年10月 薬指ささく個展「生き別れのわたしへ」
(((作家による展示ステートメント))) 開かずの宝箱を再訪しよう わたしの分身がそこに眠っているから 選びとれなかったことのその瞬間に枝分かれしていったわたしがいるのだとしたら、再会したい。 後悔の多い道程で、散り散りになったわたしともう一度合流してこの先を共に歩みたい。 中学の通学路は河川に沿って続いていて、そこにはボラの稚魚がいくつも群れを作って泳いでいた。(ゴンズイの群れはゴンズイ玉と呼ばれるが、ボラの群れはボラ玉とは呼ばれないらしい。が、それをボラ玉としよう)当時のボラ玉の後を距離を置いてついていくはぐれボラにわたし自身を重ねていたし、いつかその群れに合流できるといいねと思っていた。 でも、わたしには少し難しいことらしかった。 そしてとうとう、わたしは生き別れのわたしたちと玉になることにした。 (((作家プロフィール)))
薬指 ささく Sasaku Kusuriyubi 和歌山県在住、ペインター。原風景と親愛なる隣人をモチーフに描く、日々の雑記を制作としている。 「わたしの絵画の始まりはセラピーでした。自分の中の恐怖に愛すべき姿を与えて、寄り添い克服するために始めたものです。いつしかそれは自分と出会い直す術となり、わたしを暗がりから連れ出してくれました。あなたの深い意識のどこかに姿を持たない存在がいるなら、わたしの絵の中にも彼らは存在するかもしれない。」
———————————————————— 薬指ささく個展「生き別れのわたしへ」 2025年10/25(土)〜11/9(日)初日のみ予約制 (10/9(木)21:00からオンラインストアにて初日ご予約スタート)https://opaltimes.stores.jp/ 時間: 月木金 13時-17時 土日祝 13時-19時 火水休廊
DM design:urisakachinatsu artgallery opaltimes 大阪市住之江区粉浜1-12-1 —————————————————————
2025年9月 山田 慧 solo exhibition “Spotlight”
9月オパールタイムスでは絵描きの山田慧さんの個展を開催します。 旅行中、異国のヒッピーコミューンの近くでそこに住む少女に出会い、湖のほとりで彼女の描いた絵を見せてもらった。そこには彼女が体験した事や悪魔や天使、羽根の生えた生き物と独特な死生観について描かれていて… 山田さんの作品と対峙するとそんなありもしない思い出が脳裏を駆け巡り、どちらが現実だったのかなと思わされる事があります。 ペインティングをしたりコラージュをしたり音楽を聴いたり服を作ったり映像作品を作ったり慌ただしい山田さんは好奇心旺盛で移り気で一定の場所に留まらない、あの日出会った湖のほとりに生息する妖精と符合します。 本展は「 メタセコイア・キョウマチボリ・アートフェア 2023 」にてartgallery opaltimes内田ユッキ賞を授与させていただき、それをきっかけに2年の年月を経て個展の開催が決まりました。是非ご高覧下さい。
————————————————————- 山田 慧 solo exhibition “Spotlight” 2025年9/20(土)〜10/5(日) 時間: 月木金 13時-17時 土日祝 13時-19時 火水休廊作家在廊日予定:9/20(土)21(日)27(土)28(日) DM design:urisakachinatsu artgallery opaltimes 大阪市住之江区粉浜1-12-1https://opaltimes.uchidayukki.com/ —————————————————————-
(((展示ステートメント))) 新作を含めた絵画作品 と立体作品で構成した個展になります
スポットライトが当たるのを待つのではなく 各々がスポットライトになっていくには、、 そのプロセスのなかで 自身の内側に深く潜り みたくないものをみにいったり 好奇心と探究心のたどり着く先の外へみたいものをみにいったり ごく普通の日常生活の中でみえないもの/みえてるものを行き来し、彷徨いながらその隙間にエラーのようにあるせかいにフォーカスしていきます。 (((作家プロフィール)))
山田 慧 KEI YAMADA 1998年 大阪府生まれ 2022年 武蔵野美術大学油絵学科油絵専攻卒業
絵描きをしています。油絵や時々コラージュを混ぜ合わせながら、ファンタジックシュルレアリスムアートや音楽のアートワークからインスピレーションを受けた私のフィルターを通して日々の中の感性に左右するもの、または、ときたま現れるきらめきの瞬間に焦点をあて、みえないもの/みえてるものを行き来しながら視覚に刺激をあたえる構図とモチーフを使い、その隙間にエラーのようにあるせかいを探求しています。
2025年8月「水野健一郎 presents -得体2025-」
8月後半オパールタイムスでは、アーティスト・水野健一郎がキュレーションを務める企画グループ展「得体」を5年ぶりに開催します。 既視感と未視感の狭間に存在する超時空感を求めて多様な手法を用いてアウトプットを行う作家、水野健一郎が「4人の作品には曖昧な何か(概念化する前の具象?具象化する前の概念?)がその危うさとは裏腹に揺るぎない頑固さで存在している。その未知なる得体に触れると僕の中の様々な感情が一斉にどよめき、いても立ってもいられなくなる」というコメントと共に企画した同名の展覧会は、2016年11月に東京のギャラリー・ルモンド(L’illustre Galerie LE MONDE) で開催され、2017年5月に大阪のPulp に巡回。その3年後2020年11月にartgallery opaltimesにて3回目の得体が開催されました。 今回は5年ぶり4回目の得体。出展メンバーがそれぞれどのように表現世界を拡張しているのか本当に楽しみです。是非ご高覧下さい。
————————————————————- 「水野健一郎 presents -得体2025-」 2025年8/23(土)〜9/7(日) 時間: 月木金 13時-17時 土日祝 13時-19時 火水休廊 オープニングレセプションパーティ: 8/23(土)16時~ 出展作家:水野健一郎、井出佳美、管弘志、近藤さくら、竹下昇平
DM design:urisakachinatsu artgallery opaltimes 大阪市住之江区粉浜1-12-1 —————————————————————- (((作家プロフィール)))
水野健一郎(Kenichiro Mizuno) アーティスト。1967年岐阜県生まれ。東京都在住。鳥取大学工学部社会開発システム工学科中退。バンタンデザイン研究所キャリアスクール修了。セツ・モードセミナー卒業。既視感と未視感の狭間に存在する“超時空感“を求めて、多様な手法でアウトプット。「超常現象」「最高記念室」「アウターサイド」メンバー、「得体」「擬似マウンテン」キュレーション。2019年マイファイ絵画実験室開講。女子美術大学短期大学部特任准教授、東北芸術工科大学非常勤講師、京都芸術大学特別講師。
井出佳美 (Yoshimi Ide) ピンと来るモチーフ(りんごだったり植物だったり映画のワンシーンだったり)を手がかりに浮かんでくるイメージ、映像を水彩で描きます。
管弘志 (Hiroshi Kan) イラストレーター 1973年 大阪生まれ 雑誌などを中心にイラストレーターとして活動する一方、近年は個展やグループ展に参加、展示で主に作品を発表している。 絶対的な平面性、違和感、裏切り、何の意味も持たない物語。 自分で不安になるくらいの平面構成を目指します。
近藤さくら (Sakura Kondo) 1984年秋田県生まれ。多摩美術大学造形表現学部卒業。 生物やモノが持つ記憶またはその容れ物である物体が時間を経て分解・発酵され元の状態から離れていく可変性をテーマに、身の回りの場景を様々な形態で記録・収集し、それらをカットアップすることで作品制作を行う。作品の形態は、ドローイングを中心に、映像、立体、インスタレーションなど多岐に渡る。 http://sakurakondo.com/
竹下昇平 (Shouhei Takeshita) 1990年生まれ。 スマホで撮った写真をもとにアクリル絵の具で描く。
おもな展示 個展 2015 「眺めのいい部屋」(高円寺 pocke) 2018「しんこうけい」(あをば荘) 2019「懐かしの今」(CRISPY EGG Gallery) 2022 「0で見つめて」(ギャラリートウド)
グループ展 2016 「すべて眺めのいい~ 」(新井五差路との二人展 )(spiid) 2017 「春のカド7」(artgallery opaltimes) 2019 「真っ直ぐ曲がる」(竹浪音羽との2人展)(にじ画廊) 2020 「外野フォース」(竹下晋平との2人展)アーツ千代田3331ギャラリー(104号室)
2025年8月「イカと回遊した日」
夏真っ盛りの8月、オパールタイムスでは「アイデアの断片」をコンセプトとするアパレルブランドTo/By/Forと共同企画で「イカ」をテーマにした3日間限定の夜営業「イカと回遊した日」を開催します。 軟体動物で、透ける筒のような体、10本の吸盤付きの腕、光る目を持って海中を泳ぎ回るイカは、栄養満点の食材であると同時に、物を作る人間にとっては優れたモチーフでもあります。 この3日間はイカをモチーフにした作品を鑑賞し、イカグッズをゲットし、出展者おすすめのイカおつまみと飲み物を味わって、暮れてゆく夏を一緒に過ごしましょう。
—————————————————— 「イカと回遊した日」 2025 8/8(金)9(土)10(日) 16:00~22:00 (夜営業) 入場無料 出展作家: To/By/For 光と音の専門店ハオハオハオ 大西大 あきたあもう 内田ユッキ artgallery opaltimes 大阪市住之江区粉浜1-12-1 ——————————————————
2025年7月 水越智三個展『ごろごろ転がる関係ない話』
7月オパールタイムスではイラストレーター、水越智三さんの個展を開催します。 ちょっと見かけないような色の組み合わせによる色面構成、現実から拾い集めたモチーフを幾何学的形状にデフォルメしたポップな構図は鑑賞者を異次元世界へと誘います。 なんとなく描き始めた起点から、ごろごろとイメージが転がり、展開され誕生した作品たちを是非ご高覧下さい。
(((展覧会ステートメント))) 道で見つけたもの、好きな色の組み合わせ、つい描いてしまうものなどからなんとなく描きはじめ、そこから連想されるモチーフを足したり画面の中を移動させたりして描き進めていきます。そうして出来上がった絵の中では予想もしていなかった出来事が繰り広げられています
—————————————————— 水越智三個展『ごろごろ転がる関係ない話』 2025年7/12(土)〜7/27(日) 時間: 月木金 13時-17時 土日祝 13時-19時 火水休廊 DM design:urisakachinatsu artgallery opaltimes 大阪市住之江区粉浜1-12-1 ——————————————————
(((作家プロフィール)))
水越智三(みずこしともみ) 身の回りにあるモチーフを利用して色彩構成を作ります。 Instagram : @halftomato_ Web : tomomimizukoshi.com
2025年6月“Underparts of Summer”
6月オパールタイムスでは2018年、2019年、2020年と開催した夏のボトムスを集めた展覧会『夏の下半身』がリニューアルして5年ぶりに復活します。 ショーツ、パンツ、スカートなど夏のボトムスにまつわる衣服を中心に帽子やアクセサリー、インテリア小物も集めて展開します。 装いとしての機能と個性を携えた作品たちが日差しの下で揺れる姿を想像し、 今年もきっと暑くて長いであろう夏を少しでも軽快に過ごせるUnderpartsを是非探しに来てください。即売になりますのでどうぞお早めに。
——————————————– “Underparts of Summer” 2025年6/14(土)〜6/29(日) 時間:月木金 13時-17時 土日祝 13時-19時 火水休廊 出展作家/ブランド: OJIYU オフクワケ 賢い猫∵ キホ+ソフィ チャチャマンボ TsuyoshiIkawa To/By/For ナカノマサト 西脇衣織 Manonofy BALANCE of F by Fujimura Family nve tokki DM design:urisakachinatsu artgallery opaltimes 大阪市住之江区粉浜1-12-1 ——————————————–
2025年5月「ものすごいよそ見」
5月のオパールタイムスは4名の画家、イラストレーターによる「ものすごいよそ見」をテーマとした4人展を開催します。 2019年に東京のギャラリールモンドで開催された同名の展覧会の再集結、最新版になります。 普段は描いていない画風で描いてみたり、飾っていないような箇所に作品を設置してみたり、大いによそ見を楽しめる空間が生まれます。 是非ご高覧下さい。 「ものすごいよそ見」について 何故か読んだ本や漫画。謎にクリックした動画やした会話。その中で心に沈殿した言葉やイメージ。それが意外と役に立ったり全く役に立たなかったりする。 (川島慎平)
移動してると偶然見つけた(閃いた)、自分だけが立ち止まってそこに視線を外せない状態。子どもの頃からなんとなく皆と足並みを揃えられなかった4人の展示だと思っています(失礼!) (たざきたかなり)
よそ見がたくさんできるということは、この世界の隅々に宿る旨みを余すことなく知り尽くし、楽しむ能力だと思っています。 おかげでこれまでたくさんの宝物を蒐集できました。 前回の『ものすごいよそ見』展(ギャラリールモンド, 東京)から6年、たゆまぬよそ見の成果を皆で持ち寄れることが本当に楽しみです。 (綱田康平)
わたしにとっては、このテーマについて描こう!と力を入れるというよりは、日常生活でよそ見をすることが好きな自分の感覚に近づけるかんじで、その感覚を見る人にひらく感じで描きたいなーと思える展示です!いろんなものが転がっているような。 それを共有できるメンバーなのではないかと思ってます! (ムラサキユリエ)
—————————————- 「ものすごいよそ見」 2025年5/17(土)〜6/1/(日)時間:月木金 13時-17時 土日祝 13時-19時 火水休廊出展作家:川島慎平 / たざきたかなり / 綱田康平 / ムラサキユリエ DM design:urisakachinatsu artgallery opaltimes 大阪市住之江区粉浜1-12-1 —————————————-
(((作家プロフィール)))
川島慎平/Shinpei Kawashima 画家。東京都在住。架空の神話や生活の様子を主に壁画を模した画面に描く。モチーフとなる冒険者は自身の荷物を背負い様々な象徴物の中を彷徨います。象徴物は創作行為の中で出会う事柄をモチーフ化したもの、民話、寓話からの引用等様々です。それらは創作行為における精神的な内面世界の視覚化、神話化への試み、創作行為そのものへの信仰のためのイメージとなります。人が古からもつ根源的な創作衝動、それが人にもたらす内面世界や信仰に関心を持つ。絵と壁画の間として制作する作品は、「自身の絵画制作そのものにおける内面世界」を、本来「壁画のモチーフとなる神話や信仰対象、生活記録等」と混ぜ合わせ一体化させた表現をする方法(場)となっています。
たざきたかなり/Takanari Tazaki イラストレーター。もしかして夢で見たかもしれない景色だったり、数歩通り過ぎたときに何か見逃したことに気づいて立ち戻っても、すでに失われた小さな違和感を描きとめたいのかもしれないです。
綱田康平/Kouhei Tsunada 1988年北九州市生まれ。 私が描くのは、自分の周囲のごくありふれたものたち。 生活の中で鈍化し、その意味を意識することすら失われかけたものたちです。 それらを改めて凝視することによって、昏睡した意味が再び立ち現れる瞬間を捉え、作品化し、「世界最小の物語」を創造したいと思っています。
ムラサキユリエ/Yurie Murasaki 1990年富山県生まれ 大学院で建築デザインを専攻し修了後パレットクラブスクールでイラストレーションを学ぶ。 書籍の装画や挿絵を中心に活動中。眠りとお酒が好きです。
2025年4月 artgallery opaltimes9周年記念展 「きゅうり理科カッパ」
オパールタイムスは2025年4/22に9周年を迎えます。 「これからも軽やかに連想して行きたい、カッパのように無邪気な心で」という10年目の目標を3つのテーマに、これまでオパールタイムスで展覧会に参加してくださった作家さんの中から18名をお誘いして記念展を開催します。 是非ご来場ご高覧下さい。 ——————————————— artgallery opaltimes9周年記念展 「きゅうり理科カッパ」 2025年4/19(土)〜5/4(日) 時間:月木金 13時-17時 土日祝 13時-19時 火水休廊 9周年パーティ:4/22(火)16時~ 出展作家:犬おわり、urisakachinatsu、ONO-CHAN、カネコジュン、ク渦群、さぶ、死後くん、タダユキヒロ、多田玲子、たにこのみ、玉川桜、玉住聖、七五三、ヒトツメ、廣島新吉、南田真吾、ミヤザキ、MOCKUMENTARO DM design:urisakachinatsu
artgallery opaltimes 大阪市住之江区粉浜1-12-1 ———————————————
2025年3月 いとうひでみ巡回個展「あの子の中身はなんだろな〜What’s going on inside that girl?〜」
いとうひでみ 巡回個展 「あの子の中身はなんだろな〜What’s going on inside that girl?〜」 会期:3/22 (土)~4 /6 (日) ※火・水休廊 月 木 金…13:00-17:00 土 日 祝…13:00-19:00 場所:artgallery opaltimes 大阪府大阪市住之江区粉浜1-12-1
構成:ワクサカソウヘイ 宣伝美術:川名潤
【展示概要】 『What’s going on inside that girl?』、それは突然打ち切りになってしまった魔法少女アニメ。 幼少期にこのアニメが大好きだった15歳の女の子がおりました。 『What’s going on inside that girl?』の好きなシーンやキャラクターを、日常生活の中でとりとめなく空想することが、今でも彼女の密かな習慣になっています。 誰も知らない、あの子の中身はなんだろな。 彼女の頭の中を覗き込むような気持ちで、展示空間をご覧下さい。 ※東京で開催した展示を再構成した内容となります。
(((作家プロフィール)))
いとうひでみ 東京在住。書籍装画、プロダクトアートワーク、イベントキービジュアル等、イラストレーターとして幅広くクライアントワークに携わる一方、オリジナル作品も多数発表している。2020年、超能力と少女たちを描いた漫画単行本『class X』(左右社)刊行。
(((関連イベント)))
「あなたのそとみ」似顔絵 対面で似顔絵を描きます。 今回の展示に合わせたオリジナル台紙付き。 サイズ:74×100mm(ハガキ半分サイズ)
<日時>3月22日(土)、3/23(日) <料金>お一人様 ¥3,500+税 <所要時間>お一人様 約30分
<予約枠> ・13:30~ ・14:30~ ・15:30〜 ・16:30~ ・17:30~ ・18:30~
※1枠につき1名様でのご予約 ※定員 6名(両日同じタイムスケジュール) ※ご予約はオパールタイムスInstagramDMにお名前とご希望予約枠をご連絡下さい。https://www.instagram.com/opaltimes/
2025年2月「おまえの姿がよくみえる」
【展覧会に寄せて】 この度opaltimesさんで企画グループ展『おまえの姿がよくみえる』を開催いたします。 暗闇の中、ぼんやりと姿が浮かびあがる。 火に照らされたお前の顔かもしれないし、草むらに潜んでいた小さい虫、またはこれまで見えなかった自分自身そのものかもしれません。 何かをつくっていくことは、まるで暗闇の中で火を灯すような行為だと、この展示タイトルの決定時に感じました。 今回の展示は、でっかい火ディレクションの企画となり、漫画・ZINE・イラストや絵画・立体作品など様々な分野を横断しながら制作をしている作家の方々をお招きしております。 絵描きなのかZINE発行人なのか漫画家なのか、きっと作家自身や鑑賞者によっても見え方が異なるでしょう。 『おまえの姿がよくみえる』というタイトルのように、その姿を互いに探り、ふと視線を交わすような展覧会になれば幸いです。 (でっかい火)
————————————— 『おまえの姿がよくみえる』 2025年2/22(土)〜3/9(日) 時間: 月木金 13時-17時 土日祝 13時-19時 火水休廊 出展作家:赤屋、蚊に、かまぼこおたふく、津村根央、みなはむ、でっかい火 企画:でっかい火 DM design:urisakachinatsu
artgallery opaltimes 大阪市住之江区粉浜1-12-1https://opaltimes.uchidayukki.com/ —————————————
(((作家プロフィール)))
赤屋 インターネットを活動の拠点に絵や漫画を制作。主に人をモチーフとしたドローイングを おこなう。体調を作品に盛り込みつつあどけなさと欲望と理不尽な立体感を描きたいと思 っている。ルールに興味があり、反芻によりルールの目的が感じられなくなった先にある 作品を作成するため、自身で規定したルールに則した作品を多く作る。また、漫画におい ては強くて優しいこと、無駄な気遣いを表現したいと思っている。
蚊に 2024年冬、お茶のおいしさに気づき、大お茶時代に突入。 ぐにゃぐにゃしたり、うどんを好きなだけ柔らかく煮たり、ときどき思い出したように絵を描く。
かまぼこおたふく 1991年 平成3年6月3日3636gで兵庫県に生まれる。
津村根央 散歩や不条理の漫画、所在のないマヌケなイラストを描いたり、レイヤーを意識した作品 を制作したりしています。主な作品に、3匹のイルカがいろんなものに「グッド」と言う 漫画『スリー・グッド・ドルフィンズ』など。
みなはむ 1995年生まれ。東京都在住。武蔵野美術大学日本画学科卒業。 絵画を展示するなどの活動を続けるほか、装画を中心にイラスト・絵画の制作依頼を受ける。 作品集に『風の中みなはむ作品集』(パイ インターナショナル)、絵本作品に『よるにおばけと』(ミシマ社)がある。
でっかい火 自主制作出版物に興味があります。 寂しさや不在感、小さいものへの憧れ、 勇気のことなどを主にドローイングと詩のzine、漫画、立体物など。 現在はコミティアを中心に、その他ZINEイベントへも出展。